
終活は配偶者(妻、夫)にとって人生を締めくくる前の大事なプロセスです。
人生の終わりを迎える前に行う活動「終活」は、過去の振り返り、今の状況確認、今後の人生の過ごし方という、人生の振り返りから終焉までの一連の活動です。
ここで忘れてはならないのは、終活を始める前に、「残された配偶者を考える」ことです。
配偶者を見過ごす終活は、後悔を残す結果になります。
後悔しない終活にするには、やみくもに行動するのではなく、事前の準備が必要です。
そのうえで、失敗しないポイントを踏まえた終活を実施します。
本記事では、「終活で配偶者に対して失敗しないためのポイント」について5選を紹介します。
![終活の目的とは?]()
終活の目的は、主に次の3つに集約されます。
![終活で配偶者に対して失敗しないためのポイント5選]()
終活で配偶者に対して失敗しないためには、亡くなった後に配偶者の困りごとを事前に整理し、解決しておくことです。
配偶者に配慮した終活で失敗しないポイントは次の5つです。
![配偶者と終活を始めるタイミングとは?]()
配偶者と終活を始めるタイミングは、夫婦で決めるタイミングがベストですが、ある程度の目安は必要です。
配偶者の将来を考えるなら、タイミングは意識しておかなければなりません。
ここでは、終活を始めるタイミングを4つ、例をあげて紹介します。
![配偶者のための終活実践ポイント]()
配偶者が亡くなることを考えたくないという強い気持ちが先立つと、終活は順調に進みません。
いつかは通る道と気持ちを整理し、お互いに意思疎通ができる間に行動しなければ、後悔が残ります。
ここでは、配偶者のための終活を実践する上で大切なポイントを紹介します。
配偶者が亡くなってから後悔しても遅いので、できる範囲から進めておくことが大事です。
![夫婦の終活で失敗しないためには?]()
終活は、夫、妻、それぞれの立場を尊重、理解しなければ、スムーズに進みません。
長年、生活を共にしたとはいえ、お互いのすべてを理解したとは言い切れません。
子供の成長や年齢を重ねるごとに、考えの変化や経験の蓄積など、夫や妻で異なります。
夫の立場、妻の立場をお互いが認め合うことが大切なのです。
目次
終活の目的とは?

終活の目的
● 人生のゴールを見据える
残りの人生を前向きに捉え、充実した生活を過ごすこと
● 残される配偶者の負担を減らす
残される配偶者のために、金銭的な困窮を防ぎ、故人の身辺整理を済ませておくこと
● 相続トラブルをなくす
故人の遺産や遺品整理など遺族間の相続トラブルをなくすこと
終活で配偶者に対して失敗しないためのポイント5選

- 一人で取り組まない
- 配偶者と話し合い、合意しておく
- 計画を立てて取り組む
- 隠し事をしない、または解決する
- 記録にとどめる
①一人で取り組まない
家族間のトラブルを防ぐためにも、一人で取り組まないことが大切です。 一人で適当に身辺整理や不用品を処分すると、まずはモチベーションが続きません。 部屋を片付けていると思っていても、昔の書類や写真を懐かしみ、眺めるなど、余分な時間を使ってしまい、整理できずに、元の状態に戻る可能性があります。 また、家族の了解もないまま、不用品として処分すれば、反感を買うのは必至です。 家族と協力の上、お互いが納得の上、整理することで、最後までやり遂げられます。②配偶者と話し合い、合意しておく
終活を始める前には、配偶者とよく話し合ってから、終活の準備に取り組まなければ、相手の貴重品や大切な品物など、気がつかずに整理、処分する可能性があります。 配偶者とは事前に、お互いが残しておくもの、不要なもの、判断できないものはむやみに整理しないなど十分に話し合っておけば、夫婦喧嘩の種にはなりません。 また、終活の途中に、気持ちが変わることも考えられます。 私物とは明確に区別するなど、終活の方法も都度、見直し、時には修正が必要なことも、お互いに確認する時間を作るのも大切です。③計画を立てて取り組む
計画を立てて取り組む終活は、一人で行う場合でも、積極的に行動できます。 特に、子供が独立し、広くなった部屋を片付けるのは、予想以上に労力と時間が必要です。 ここで注意したいのは、計画を細かく作らないことです。 終活のために、日常の生活を配慮しない計画どおりに行動すると、苦痛になり、思わぬところで怪我をする、やる気がなくなるなどのリスクがあります。 配偶者と相談の上、現実的な計画を立てることが、終活を続けるコツです。④隠し事をしない、または解決する
隠し事をしない、隠し事があれば、早めに話しておき、解決することが大事です。 部屋などを整理中に配偶者が知らない通帳や貴重品、宝飾品を見つけることがあるかもしれません。 しかし、感情的になり、相手を責めても、しこりが残るだけで、解決にはなりません。 理由があれば説明し、落ち度があれば謝罪することで、解決に一歩でも近づけることが大切です。 終活は、お互いのプライベートを知る時間や場所でもあるのです。⑤記録にとどめる
配偶者と話し合って決めた内容は、ノートなどに書き、記録にとどめておくことも大事です。 遺言書としては認められませんが、お互いの考えを素直に書き留めておくことで、終活を身近に考えられるようになります。 また、日付も記録しておき、定期的に見直すことで、年齢による考えや生活環境の変化を認識できるため、一層、良い終活ができます。配偶者と終活を始めるタイミングとは?

- 通院や入退院が増えた
- 定年を迎えた
- 配偶者に介護が必要になった
- 友人、知人が亡くなった
①通院や入退院が増えた
妻または夫の通院や入退院が増え、健康に不安を感じた時が、終活を始めるタイミングといえます。 特に自分が病気になると、今後の生活に支障を生じる、迷惑や負担をかけるなど、様々な想いが浮かびます。 少しでも不安を解消するためにも、終活を前向きに考える機会です。②定年を迎えた
終活を始めるタイミングで最も多いのは、定年を迎えて仕事から解放された時です。 ライフスタイルが変わり、生活設計を見直す時間や将来を考える余裕ができた時も良いタイミングです。③配偶者に介護が必要になった
突然、配偶者が倒れ、介護が必要になると分かった時も、1つのタイミングです。 日々、介護に時間を費やす生活になると、将来まで考える余裕がなくなります。 老老介護になる前に終活を決断し、行動に移すことも大切です。④友人、知人が亡くなった
日頃から親しくしている友人や知人が亡くなった時も、終活を考えるタイミングです。 身近な人の死を目の当たりにすると、残される配偶者のために、できる限りのことをしたいと考えるようになります。 人の死は、終活を考えるタイミングとして、定年を迎えた時期と同様に多いのです。配偶者のための終活実践ポイント

配偶者のための終活実践ポイント
・ 財産整理
・ 保険・ローン
・ 医療・介護
・ 葬儀・お墓
・ 不用品の整理・処分
・ 記録の整理・保管
財産整理
財産整理は、すぐにできるものではありません。 また、配偶者であっても、すべての財産を知っているとは限りません。 家、土地の登記簿、通帳、株や投資など本人名義の財産の確認は必要です。保険・ローン
生命保険や各種ローンは、保険証書、ローンの種類や残高、月々の支払いなど、正確に把握しておかなければ、日常生活や生活設計に支障を生じます。 可能な範囲で、生命保険の見直しや早めのローン返済に努め、配偶者にお金の苦労はさせないように心掛けることも配偶者への心遣いとして大切です。医療・介護
医療や介護についても、お互いの情報交換が必要です。 配偶者が突然、病に倒れると、健康保険証が必要となり、かかりつけ医を知らないと、既往症が分からず、適切な医療が受けられません。 また、介護が必要になると分かれば、様々な手続きに追われ、本人が希望する介護にはならない可能性があります。 健康保険証の置き場所や通院している病院、医者、病歴や薬の服用、介護は在宅が施設か、など情報交換しておけば、突然の出来事にも対処しやすくなります。葬儀・お墓
葬儀・お墓についても、終活の中でも重要な準備の1つです。 特に妻は、夫の宗教を知るとともに、葬儀スタイルや葬儀会社、費用や参列者なども決めておけば、安心です。 また、お墓についても、先祖代々の墓または新しく墓を建てる、永大供養を頼むなど、お互いが納得の上、決めておく必要があります。不用品の整理・処分
予め、不用品の整理・処分をしておけば、遺品となっても、苦労が少なくすみます。 特に遺品が多いと、整理が追いつかず、手つかずになる可能性もあるのです。 事前に不用品を整理し、処分しておけば、部屋の整理とともに、心の整理ができ、ライフスタイルを見直すきっかけになります。記録の整理・保管
終活で実践してきた行動の記録の管理・保管することで、今後の終活に活かせます。 ライフスタイルは、周囲の環境によって変化しますので、書き留めた記録は、夫婦で見直す機会も必要です。 また、記録したノートなどの保管場所も二人で共有しておくことも大切です。夫婦の終活で失敗しないためには?
