
人生の終盤を悔いのないように楽しく生き、人生の最期を無事に終われるように行うのが終活です。
現在、終活に関するニーズは高まっており、それに伴ってさまざまなビジネスが生まれています。
終活するとき、「どのような終活ビズネスがあるかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
そのような人のために本記事では、「終活ビジネスの基本」やエンディングノートとはどういうものかを紹介しています。
終活をするときのポイントをおさえ、満足の行く終活をしておきましょう。
![終活ビジネス1:エンディングノート]()
終活を始める際に、まず手を付けるべきなのはエンディングノートでしょう。
エンディングノートに関するビジネスは、エンディングノートの販売や書き方講座などさまざまなものがあります。
![終活ビジネス2:断捨離]()
終活を始めるに早すぎることはありません。思い立ったときにすぐできる終活として断捨離があります。
そのため、断捨離に関するビジネスも盛んになってきています。
断捨離とは、要らないものを捨てることにより物への執着心を捨てて、本当に必要なものだけを残しシンプルに暮らすためのものです。
終活の場合は、親から受け継いだものなど特に思い入れが強いものだとしても、思い切って捨てるといった強い意志が必要でしょう。
しかし、強い意志を持ってしても、家中の断捨離を行うのは非常に時間がかかり、体力的な問題もあります。
実家から離れて暮らしている方は、実家にあるものの断捨離も必要です。
また、終活の場合は、これまで大事に使ってきた着物や家具なども手放すことになります。
これらを手当たり次第にゴミとして捨てるのは非常にもったいないことです。
自分では「古すぎるから、もうただのゴミでしかないでしょう」と思っても、専門家が見れば価値の高いものがあります。
例えば、タンスなどの和風家具を輸入している海外の業者には、これまで使っていたタンスが高い値段で売れることがあります。
そのため、専門の業者に家の中のものを見てもらい売れるものは売ることで、意外とお金になることがあるのです。
終活での断捨離において、専門の業者に頼むことは必須です。
現在は、不用品回収業者や自宅の清掃サービス業者などが断捨離プランを設けています。
終活としての断捨離を頼むときは、生前整理アドバイザーなど終活に関する資格や知識を持った業者に頼むようにしましょう。
特に、家の権利書や有価証券など重要書類は、自分で断捨離していると間違えて捨てしまったり、しまっておいてもどこにしまったか忘れてしまったりすることがあります。
しかし、業者は物を処分する前に捨てていいものか残しておくものか必ず確認してから分別をします。
また、重要書類を見つけた場合は必ずお客様に報告するよう書類を一つにまとめておきお客様に渡すので安心です。
![終活ビジネス3:葬・儀お骨・お墓・仏壇など]()
最近では、葬儀・お骨・お墓・仏壇などに関する考え方も変わってきています。
終活においては、これらをどうしたいのか調べ、希望をエンディングノートに書いておくことがおすすめです。
![終活ビジネス4:習い事]()
終活というと、亡くなるまでに解決すべき点を整理し、家族に迷惑をかけないようにしておくものというイメージがある方も少なくないかもしれません。
終活には確かにそのような側面もありますが、一方で、人生に悔いを残さないため・シニアになっても楽しく生きていくために、新しいものに挑戦し充実した生活を送るという意味合いもあります。
現在では、年齢に関係なく新しいことを始めるのは素晴らしいという考え方をする人も多くなっています。
そのため、中高年のための習い事に関するビジネスも多数生まれており、中高年の習い事ビジネスはさまざまなジャンルで行われているのです。
今から新しいことを始めることに恥ずかしいという気持ちは持たず、ぜひ興味のあることを始めてみてください。
特に、中高年でスポーツをすることは、体力や身体機能の維持・回復・向上に役立ちます。
また、新しいことを覚えたり、新しい仲間ができたりすることは刺激となり、認知症の予防に役立つ可能性もあります。
高齢者の方でも習い事が続けやすいよう、最近ではシニア向けのクラスを設けているスクールやスポーツジムなどがあります。
体力の面や、新しいことへの挑戦に不安がある高齢者の方は、シニア向けのクラスがある習い事に挑戦しましょう。
特におすすめなのは、英会話などの外国語、スポーツジム、ヨガです。
外国語を習うと新しい知識が頭に入ってきますし、記憶するために努力するので脳の活性化が期待できます。
そのため、認知症予防としてすでに外国語スクールに通っている中高年の方も多いのです。
また、スポーツジムでは、シニアの方が適切な運動をして怪我をしないよう、シニアの体作りに詳しい専属のトレーナーが付くジムもあります。
ヨガも、正しい姿勢を保てる効果やインナーマッスルを鍛えられる効果があるので、シニアになってからの身体機能の低下を防ぐために通っている方々がいます。
その他にも「昔好きだったものを再開したい」「興味はあったけれど始める勇気がなかったからチャレンジしたい」「新しい仲間を作って大勢で楽しみたい」など、それぞれの希望に合わせてぜひ自分に合った習い事を始めてみてください。
終活ビジネス1:エンディングノート

エンディングノートとは
- これまでの自分に関するまとめ(プロフィール、自分史など)
- 今後どういう生き方をしたいか
- 現在持っている財産・不動産などの情報
- どのような介護や医療を受けたいか(「延命措置は取らないでほしい」など)
- 亡くなったときに連絡してほしい人のリスト
- 葬儀はどのようにしたいか(「家族葬にしたい」などの希望や、葬儀に呼びたい人のリストなど)
- お墓について(「墓には入れず散骨してほしい」「合同墓地にしてほしい」など)
- 相続について
終活ビジネス2:断捨離

終活ビジネス3:葬・儀お骨・お墓・仏壇など

- 葬儀
- お骨
- お墓
- 仏壇
葬儀
現在は家族葬などの少人数でシンプルにできる葬儀を選ぶ方が増えてきています。 また、葬儀会社やセレモニーホールでは、火葬のみのプラン、告別式のみのプラン、通夜・告別式のプランなどさまざまなプランがあります。 さらに、香典返しのサポート、納骨まで遺族をサポートするサービス、遺族の心のケアを行うサービスを行っているところもあります。 葬儀に関しては自分や家族の希望の他に、予算に合うプランなど費用の面まで具体的に考えておきましょう。お骨
お骨に関する考え方も多種多様です。 自宅に大切な人の骨壺を置いておき、一緒にいたい人もいます。 そのような方におすすめなのがデザイン骨壺です。 現在はシンプルな骨壺だけではなく、凝ったデザインの骨壺が多数販売されています。 ガラス、桐、大理石などの素材で出来たものも人気です。 大半の遺骨を墓に入れておき一部の遺骨を身近に持っておきたい場合や家族で分骨したい場合には、ミニ骨壺がおすすめです。 また、遺骨の一部を入れたアクセサリーもあります。ペンダントやネックレスなどにして身に付ければ、いつも故人と一緒にいる感覚でいられるでしょう。お墓
これまで一般的だった、先祖や家族と同じ墓に入らないスタイルを希望する方も増えています。 例えば、墓が要らない場合には、散骨・樹木葬・共同墓地・納骨堂での遺骨保管などさまざまな選択肢があります。 また、墓がほしい方でも、自分一人の墓がいい方、ペットと一緒の墓に入りたい方など墓に関する考え方はさまざまで、墓や遺骨の保管に関するビジネスは多様化しています。仏壇
マンション・アパートに住んでいる場合は、仏壇を置くスペースがない場合もあります。 そのような方々のために、新しい仏壇のビジネスがあるのをご存知でしょうか。 現在、先祖代々の墓や位牌は供養してもらい、代わりにミニ仏壇を購入する方も増えています。 ミニ仏壇は現代的なデザインで、さまざまなデザインがありますので、きっと気に入るデザインのものがあるでしょう。 ミニ仏壇は、仏具店や石材店の他、ネット通販でも購入できる気軽さも人気の理由です。 また、ミニ仏壇の備品として、ミニろうそくやミニおりんなどのバリエーションも増えています。 このように、葬儀・お骨・お墓・仏壇などに関するビジネスは現在多様化しており、さまざまな商品やサービスが生まれています。 家族で話し合っておき、これらの希望を伝えておくことがおすすめです。終活ビジネス4:習い事
