「終活ライフケアプランナーって聞いたことがあるけど、どんな仕事かな」と疑問に思うかもしれません。
終活の資格は、終活ライフケアプランナーのほかにも、いくつかあります。キャリアアップや就職のために、終活に関する資格を取ろうと思っても、どの資格を取ったらいいのか迷ってしまうでしょう。
今回の記事では、終活の資格のひとつである「終活ライフケアプランナー」について詳しくお伝えしていきます。
終活ライフケアプランナーの資格の取得方法や仕事内容だけでなく、求人や年収についてもお話していきます。
終活ライフケアプランナーの資格に興味を持っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
- 終活ライフケアプランナーの仕事内容
- 資格の取得方法と合格率
- 終活ライフケアプランナーの求人や年収
目次
終活ライフケアプランナーとは
終活ライフケアプランナーとは、終活に関する民間の資格のひとつです。
終活の進め方をアドバイスしたり、エンディングノートの作成をサポートしたりします。
その他、終活に欠かせない相続や葬儀、介護などに関する悩みを把握し、専門家につなげていく重要な役割もあります。
終活ライフケアプランナーの資格を取得するには、「資格のキャリカレ」が実施する通信講座を受講後、日本能力開発推進協会が行う試験を受けて合格する必要があります。
講座や試験は在宅で行うことができ、テキストなどを確認しながら試験を受けることができます。また、得点率70%以上が合格基準ですので、比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。
そのため、合格率に関する公表資料はありませんが、合格率はほぼ100%と言われています。
終活ライフケアプランナーの仕事に向いている人
終活ライフケアプランナーの仕事には、次のように考えている人が向いているといえます。
終活ライフケアプランナーは、高齢化が進んだ現代でニーズが高く、終活をサポートするやりがいのある仕事と言えます。
終活ライフケアプランナーに向いていると思ったら、資格の取得を検討してみるといいですね。
今よりもスキルアップしたい
今よりもスキルアップしたいと考えている人は、終活ライフケアプランナーの仕事に向いていると言えます。
終活ライフケアプランナーでは、終活の基礎知識だけではなく、終活を通してカウンセリングを行い、相手の気持ちをくみとることを身につけていきます。
資格を取得するために得られた知識で、より具体的な提案ができるだけでなく、顧客への対応力やコミュニケーション能力を身につけられるでしょう。
終活ライフケアプランナーの資格取得により、今よりもスキルアップすることが期待できます。
独学で資格を取りたい
独学で資格を取りたいと考えている人にも、終活ライフケアプランナーをおすすめします。
終活ライフケアプランナーは、講座の受講から検定の受験まで在宅で行うことができるので、独学で資格を取りたい人にぴったりです。
また、最短3か月で取得できますが、最長で700日間のサポートを受けることができるので、自分のペースで資格の勉強を進めることができます。
さらに、独学でも進めやすいように講師にスマートフォンで質問できるサポートもあるので安心ですね。
就職に役立つ資格がほしい
就職に役立つ資格がほしいと考えている人は、終活ライフケアプランナーの資格を検討してみましょう。
終活ライフケアプランナーの資格では、終活に関する知識だけではなく、相続やお金の悩み、介護や医療などの希望に対するカウンセリング力を身につけていきます。
終活に直結する葬儀社業界だけではなく、銀行などの金融業界、保険業界、医療や福祉に携わる仕事で、終活ライフケアプランナーの資格を役立てられるでしょう。
終活アドバイザーとの違い
終活アドバイザーとの違いは、次の2つです。
- 資格を認定する団体と講座実施者が異なる
- 入会金や年会費が必要かどうか
終活ライフケアプランナーは、資格のキャリカレが講座を実施し、日本能力開発推進協会が資格を認定しています。
一方、終活アドバイザーは、ユーキャンが講座を実施し、NPO法人ら・し・さが資格を認定しています。
また、終活ライフケアプランナーは試験合格後に会費などは不要ですが、終活アドバイザーは終活アドバイザー協会の入会金4,000円と年会費6,000円が必要です。
入会することで、最新の終活情報を閲覧できたり、会員価格でセミナーを受けられたりするので、試験合格後も継続して学ぶことができます。
なお、資格講座の内容や勉強期間、資格の難易度は、大きな差はありません。
終活ライフケアプランナーの年収
終活ライフケアプランナーの年収についてお伝えしていきます。
終活ライフケアプランナーの資格は国家資格ではありませんし、取得しただけでは収入になりづらいです。
例えば、介護業界や葬儀社業界など終活と縁の深い業界では、終活ライフケアプランナーの資格を業務に付加価値を与える資格と考えているといえるでしょう。
なお、収入に直結しづらい資格といえますが、収入を得る可能性が全くないわけではありません。
終活ライフケアプランナーの資格を活かしてセミナーを開催したり、終活の相談を受けることでアドバイス料を受け取ったりできる可能性があります。
勤める企業によっては、資格取得によって手当がつく場合もあるようです。
終活ライフケアプランナーの求人
終活ライフケアプランナーの求人は、葬儀社業界や介護業界が中心となります。
終活ライフケアプランナーの資格保有者を求めるというよりも、資格保有者を優遇するような求人が多いです。
例えば、葬儀社でお葬式に関する相談を受けたり、終活イベントを行ったりする接客に関する求人があります。
そのほか、介護サービス提供事業所の相談窓口として勤務する可能性もあるでしょう。
終活ライフケアプランナーは、カウンセリング力や終活の知識を活かして、介護や葬儀の分野で活躍できる求人が多いと言えます。
まとめ|終活ライフケアプランナーの資格
今回の記事では、終活に関する資格のひとつ、「終活ライフケアプランナー」について詳しくお伝えしました。
終活ライフケアプランナーは、終活のアドバイスや、エンディングノートの作成をサポートします。
終活ライフケアプランナーの取得方法は、講座を受講後、試験を受けて合格する必要があります。
在宅での試験は得点率70%以上が合格基準で、合格率はほぼ100%と言われています。
終活ライフケアプランナーの資格は国家資格ではありませんし、取得しただけでは収入になりづらいです。
終活ライフケアプランナーの求人は、葬儀業界や介護業界が中心です。カウンセリング力や終活の知識を十分に活用して、介護や葬儀の分野で活躍できる求人が多いと言えます。