どうやったら終活の専門家に相談できるの?
専門家にはどんなことが聞けるの?
このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
とりあえず「
終活の専門家」に相談したけれど、どこに連絡したら良いかわからないという方は少なくないかと思います。
そんな方のために、この記事では終活で専門家に相談する利点、相談する内容、相談できる場所など相談したい方の知りたいことを網羅して紹介していきます。
この記事でわかること
- 終活で専門家に相談する利点
- 終活で相談する内容
- 終活の専門家に相談をする方法
- 相談する分野ごとの専門家
終活で専門家に相談する利点
終活で専門家に相談することで得られるメリットは大きく行動面と精神面の2つがあります。
中には一人で終活の準備ができる方もいますが、多くの方はどこかで挫折してしまうので、一人で終活をする難しさと専門家に相談するメリットをここで確認しておきましょう。
計画的に終活を進められる
終活を一人でやろうとしたら方法やペースを自分で決められますが、いろんなことに手をつけてしまって、無駄な作業が多くなってしまうことがあります。
しかし、専門家に相談することによってやるべきことが明確になり、計画的に終活を進められるようになります。
モチベーションを維持できる
一人でやる終活はとても孤独に感じてしまって、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。
しかし、
専門家に自分の気持ちや考えを聞いてもらいアドバイスをもらうことで、終活に対して前向きに考えられるようになり、結果的に終活を上手に進められるようになります。
終活で相談する内容
終活ですべきことはいくつかありますが、大きく「遺品」「財産・相続」「葬儀・墓」の3つに分けることができます。
それぞれで不明な点がでてきて相談が必要になると思うので、事前にここで相談する内容を確認しておきましょう。
遺品
家族の死後に遺族が困ることには「遺品整理」があります。故人が本当に大事だと思っていたものがわからず、結果的に残していても仕方がないと考えて処分してしまうことがほとんどです。
なので、そんな遺族の苦労を減らすためにも今のうちから必要のない物を処分して、できるだけ自分の物を少なくし、残しているものもどう処分するか明記しておくと良いでしょう。
中には
相続財産となる遺品や負債が残っている遺品もあるので、事前に司法書士や弁護士に相談しておきましょう。
財産・相続
死後に遺族は様々な手続きをしなければいけません。例えば、
健康保険や年金の資格喪失届、生命保険の申請、クレジットカードの解約などです。
これらの手続きには必ず必要な個人情報があるはずなので、事前に教えておかなければ遺族はとても苦労することになります。
さらに、相続でもめないように遺言書を書いておく必要があります。しかし、遺言書の書き方やどのように相続を決めれば良いかわからない方もいるかと思います。
そんな方は司法書士や弁護士に相談することで二次相続、遺留分など細かい内容も考慮した遺言書を作ることができます。
葬儀・墓
葬儀をどのような規模でやるか、どの式場でやるか、墓は家族墓か自然葬かなど事前に希望を伝えておくと家族も悩まずにすみます。
具体的に伝えておくべきことは以下になります。
・どんな葬儀をしたいか
・葬儀社はどの業者が良いか
・誰に参列してほしいか
・どんな墓に入りたいか
・どこの墓地・霊園が良いか
しかし、これらを自分一人で考えて決めるとなるとかなり難しいかと思います。そんな時は事前に葬儀会社や寺院などに連絡して、気軽に相談してみましょう。
終活の相談ができる場所
終活の相談ができる場所は、終活の相談窓口、終活セミナーやイベントになります。
どのような違いがあるのか、ここで一度確認しておきましょう。
終活の相談窓口
終活の相談窓口はどんな方でも簡単に相談できる場所です。相談窓口では遺言や遺品整理など様々な悩みを無料で相談できます。
そもそも終活とは何か、何をすれば良いか聞きたいという方でも一から丁寧に教えてもらえます。
専門的な相談がしたい方は専門家を紹介してもらえますが有料の場合が多いので、相談費用を確認してから紹介してもらいましょう。
終活セミナーやイベント
終活セミナーやイベントに参加することで、終活の相談をすることができます。終活セミナーやイベントでは、テーマをしぼった講演も複数分野を一緒にやる講演もあります。
さらに、講師の話を座って聞く座学型セミナーと実際に体験できる体験型セミナーがあるので、自分にあった形で終活について学ぶことができます。
終活の専門家に相談をする方法
終活の専門家に相談する方法は「対面」「メール」「電話」のいずれかになります。
どの方法が自分に一番適しているのか、ここで一度確認しておきましょう。
対面で会って相談する
終活に関して細かいところまで専門家に相談したい方は、やはり直接相談する方法がおすすめです。実際に会って話した方が自分の聞きたいことを話しやすいですし、何より安心感があります。
しかし、専門家との相性が合わなかったり、対応が悪かったりして相談が進みづらくなってしまった場合に、
対面だと相談相手と距離を置くことが難しいというデメリットがあります。
メールで相談する
対面で話すのが苦手だという方は、メールで専門家に相談する方法がおすすめです。24時間受け付けている相談窓口もあるので、
自分のタイミングで相談することができます。
しかし、回答に時間がかかってしまうことや専門家の顔がわからないことなどがデメリットとして挙げられます。
他にもメールを打つのに慣れていない方にもあまりおすすめできません。
電話で相談する
対面は嫌だけど、メールするのも苦手という方は電話で相談する方法をおすすめします。
電話であれば実際に会う必要性はなく、自分の思いや考えも伝えやすいです。
しかし、電話であれば電波状況や声のトーンによって上手くコミュニケーションを取ることができないこともあるので、今までに電話で伝わらないことが多かった方にはあまりおすすめできません。
相談する分野ごとの専門家
相談する内容によって、相談すべき専門家は異なります。自分はどんなことに困っていて、どの専門家に相談すれば良いのか、ここで確認しておきましょう。
葬儀会社
葬儀会社では、葬儀の準備や遺影の事前撮影、納骨方法など葬儀に関する相談ができます。
相談は電話でも対面でも可能で、対面の場合でも自宅や病院、喫茶店など場所の希望を聞いてくれる葬儀会社もあります。
相談することで、
費用や準備すべきことのイメージが明確になるので、少しでも不安をお持ちの方は気軽に相談してみましょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(FP)とは一人ひとりの将来の理想の暮らしがかなうようにサポートする専門家であり、老後の生活に関する相談もできます。
「独身で病気になったときの財産管理が心配」「遺された家族がもめないか心配」など
金銭面や相続面の相談をしたい方はFPを頼りましょう。
FPによってサービス内容や料金内容は異なってくるので、予算や聞きたいことから自分に適したFPを見つけましょう。
司法書士・弁護士
司法書士や弁護士には、遺言書の作成、生前贈与、成年後見、家族信託などの認知症対策、相続トラブル対策などの相談に対応しています。
遺言や相続では様々な法的書類が必要なので、法律の専門知識が必要となってきます。そんなときに司法書士や弁護士に相談すれば、丁寧に解決するための方法を教えてくれます。
他にも行政書士や税理士などでも相談は可能ですが、遺産や相続に関して対応している範囲が狭いので、司法書士や弁護士の方が広く教えてくれます。
税理士のみが対応している分野として「相続税の申告手続き」があるので、この特定分野で悩んでいる方は税理士に相談しましょう。
終活の相談まとめ
今回は終活で専門家に相談する利点、相談する内容、相談できる場所などを紹介してきました。
終活を一人で始めるのは不安だという方は、ぜひこの記事を参考に終活の専門家に相談してみてください。
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