40代になると、そろそろ人生も折り返し地点です。
そろそろ「もしも」の事態を考えたほうがいいと思っている方も
多いのではないでしょうか?
願わくは、残された人生を前向きに楽しく生きたいものですよね。
そんな方におすすめしたいのが、
最近注目されている「40代からの終活」です。
「終活」と聞くと、まだ働きざかりのあなたには早いと
思われるかもしれませんが、実は判断力のある40代から
少しずつ始めて決めておくことで、老後への不安はかなり軽減されるのです。
自分が死んだ後のことや財産の行方などを今から決めるのは
「ちょっとまだ早いよ!」と思うかもしれません。
しかし実際、生前に何の準備もなく突然亡くなったために、
パソコンやスマートフォンなどの遺品データの扱いに
親族が悩むケースは少なくありません。
生前活動をしっかりと行うことで、
自分の死後どうしてほしいかという「遺言」を
明確に残すことができるのです。
しかし、「終活」といっても「具体的に何をすればいいのかわからない」
という方も多いのではないでしょうか。
この記事では「40代からでも無理なく始められる終活の基本的な進め方5選」についてお伝えしていきます。
モノの断捨離と整理整頓
まず基本的なことですが、40代になったらなるべく物を増やさないようにしましょう。 日常生活で物が少ないと自信を持っていても、 いざ片付けを始めると、気づかないうちに不要な物がたくさんあることに気づくものです。まずはなるべくモノを増やさないような生活を意識すると、スムーズな終活につながりますよ。 物が多いと気になる方は、定期的に家の中を断捨離したり整理整頓しておくと良いでしょう。 高齢になってから家の中を断捨離するのは体力的にも精神的にもきついので、40代のうちから、不要と感じたものは早めに処分したり、リサイクルしたり、売れるものは売ったりするとよいでしょう。 必要最低限のものを残し、身軽にしておくと、年齢を重ねてから慌てずに本格的な終活を進めやすくなります。その会社でいつまで働くかを試算しておく
定年を60歳とする企業もあれば、65歳とする企業もあります。 また、定年後も再雇用制度や嘱託社員として働けるかどうかを調べることで、働き続けた場合の年収の目安を知ることができます。 役職定年や嘱託になったときに収入が下がることも予めシミュレーションしておくとよいでしょう。 また、長く働いていると、辞めたときにしばらく失業手当が支給されます。 これについても、おおよその金額を試算しておくとよいでしょう。葬儀の方法とお墓の準備
葬儀の方法とお墓についても今から考えてみましょう。 仏式なのか教会式がいいのか? 葬儀は家族だけで行いたいのか。または大掛かりに行いたいのか。 自分が亡くなったことを誰に知らせてほしいかも書いておきましょう。 理想の葬儀にかかる費用を調べることでどのくらいのお金を準備しておけばよいかを把握できます。 またもう一つの重要な問題は、お墓をどうするかということです。 親と同じお墓に入るのか、新しくお墓を買うのか、散骨するのかしないのかについて今現在の気持ちをまとめておくとよいでしょう。 これらをエンディングノートに書いておきましょう。 銀行口座などの所在をノートに書き、家族や親にわかるようにしておくことも重要です。 エンディングノートには、預金通帳や印鑑、財産の所在、インターネット銀行を利用している場合はIDやパスワードが残された家族にわかるようにしておきましょう。 いざというときに親族が財産の所在を把握できないと、せっかく立てた終活が計画通りに進まない可能性があります。 万が一のときは、「エンディングノートにすべて書いておいたから」と、財産の存在と場所を予めご家族にお伝えしておくと安心です。人間関係を見直す
まず、自分が死んだときに頼れる人がいるかどうかを客観的に判断する必要があります。 頼れる家族や親族がいれば、その人たちに残したいものを遺し、残された人たちが困らないようにすることが、終活のポイントになります。 一方、頼れる人がいない「おひとりさま」の状況となりそうな場合は、いざというときに頼れる人やサービスを予め準備しておく必要があります。 お住まいの自治体が行っている終活支援サービスがあるかどうかを確認してみましょう。 また、この機会にご近所の方とコミュニケーションをとってみてどのような活動をしているのか情報交換をしてみてはいかがでしょうか。 また、自分が入院や介護が必要となったとき、認知症になってしまったときのことも考えておきましょう。 40代でも、不意の事故や病気で入院や介護が必要になることはあり得ます。 老人ホームなどへの入居を検討されている方は、気になる施設の情報を集めておくとよいでしょう。 また、終活を見据えた生命保険や医療保険の見直しもおすすめします。親と一緒に終活する
ご自身の終活を機に、終活世代であるご両親と話し合ってみてはいかがでしょうか? 中には「そんな話をするのは縁起が悪い」と、親にその話題を持ち出せない方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、前述したように「終活」は残された人のためだけでなく、自分自身が今の生活をよりよくするためのもの活動でもあるのです。 まずは、これまでの人生を振り返りながら一緒に想い出などを話し合ってみるのもいいかもしれませんね。 それを出発点として、終活を進めていきましょう。40代からの終活まとめ
40代からの終活に早すぎることはない!と思ったのではないでしょうか? 判断力があるうちに複雑な情報収集を行ったり手続き内容を把握し心に余裕を持ちながら、少しずつ準備することが重要です。 断捨離や整理整頓することにより、人生やり残した事に改めて気が付くかもしれません。 自分の人生がいつまで続くのかははっきりわかるわけではなく、また突然の災難に襲われるかもしれません。 細かいことまで決める必要はありませんが、40代から少しずつエンディングノートを作りはじめることをおすすめします。 エンディングノートはネット上でも無料でエクセルのテンプレートも多数準備されておりダウンロードして使うことができます。 デザインも色々なものがありプロフィールや自分が歩んだ道などを記入する欄が準備されており自分の人生を振り返るのにもぴったりです。 楽しみながら自分らしい終活の準備をしていきましょう。こちらの記事もおすすめ