近年、セカンドライフは、定年退職後の老後という考え方ではなく「新たな人生」として再スタートを切る人が多い傾向です。仕事や子育てが一区切りし、新しい生活として、セカンドライフを充実させようという動きが活発になっています。
しかし、充実したセカンドライフを送るためには「何をするべきか」「どの位お金があれば良いのか」など、考えておかなければいけないことも多いです。
今回の記事では、セカンドライフを充実させるための考えておくべき内容について解説します。
ぜひ、定年退職を迎える方は、準備を万全にして、セカンドライフを楽しんでください。
- セカンドライフを送るにあたって考えておくべきこと
- セカンドライフのおすすめの過ごし方
- セカンドライフにかかる費用
目次
充実したセカンドライフを送るために考えておくべきこと
セカンドライフを充実させるためには、事前に4つのポイントについて考えておかなければいけません。
- 健康
- 目標
- 人間関係
- 住まい
いずれか一つではなく、すべてをバランスよく考えておく必要があります。どれだけ目標を立てても、健康を損なってしまえば動けなくなってしまいますし、どれだけ健康でも人間関係が悪ければストレスが溜まってしまいます。
このように、一つでも欠けてしまうと、充実したセカンドライフにするのは難しいです。
それぞれをどのように考えておくべきかについて、以下で解説します。
健康
健康については、一番に考えておかなければいけません。寝たきりになったり介護が必要になったりすれば、セカンドライフどころではありません。
内閣府の調べでは、令和元年時点の健康寿命は以下のようになっています。
- 男性…72.68歳
- 女性…75.38歳
(参考元:健康・福祉|令和4年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府)
これらの健康寿命をいかに延ばしながら生活していくかが、充実したセカンドライフを送るためには重要です。そのために、適度な運動や食生活の他、認知症対策としての頭の運動も必要になります。
目標
セカンドライフをのんびり過ごすのも良いですが、目標などを見つけておくと、より充実した生活になるでしょう。一つでも目標を持っていれば、目標に向かって活き活きとした生活を送れるようになります。
目標は、大きなものではなくても構いません。現役時代にできなかった小さなことを目標にするだけでも、生活に張りが出ます。
今までやりたくてもできなかったことや、ちょっと興味のあることなどをリストアップしておくと、目標に迷わず、やりたいことを進めていけるでしょう。
人間関係
セカンドライフをストレスなく充実させるために、人間関係も見つめ直しておきましょう。定年退職後は、仕事の人間関係がなくなり、家族や友人との、より密な人間関係が必要になるからです。
自分に何かあったときには誰に頼るべきで、誰に支えてもらうのか、友人や家族などと話し合っておきましょう。場合によっては、家をリフォームして、自分だけのスペースを確保することも大事になってきます。
人間関係に悩まされないように、人間関係がなくなって困らないように、あらためて大事な人との付き合い方を考えて話し合っておくべきです。
住まい
健康的な生活を送るためには、住まいについても考えておきましょう。今は元気に生活できたとしても、いつ暮らしづらさを感じるかはわかりません。
そのために、早い段階で家のリフォームを考えておきましょう。たとえば、手すりをつけたりスロープをつけたりするなどのバリアフリー対策です。
もしリフォームができない状態であれば、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅への住み替えも考えておくと良いでしょう。
セカンドライフのおすすめの過ごし方
セカンドライフは、仕事や子育てに左右されずに、自分の好きなように再スタートを切れます。しかし、その反面、選択肢が多すぎて、何をすれば良いか迷ってしまう人もいるでしょう。
ソニー生命のアンケート調査では、シニアの楽しみとして、以下のような結果が出ています。
- 旅行
- テレビ/ドラマ
- 映画
- グルメ
- 読書
その他、健康やスポーツといった回答も見られました。
(参考元:シニアの生活意識調査2022 | ソニー生命保険)
上記のアンケートは、あくまで「趣味」が多いですが、その他にどのような過ごし方があるのか、おすすめの過ごし方として4つを紹介します。
仕事をやり続ける
定年後でも、仕事をやり続ける選択肢があります。仕事にやりがいを感じていたり、定年後も収入を得たいと感じたりする人は、セカンドライフとして「仕事」を選ぶのも良いでしょう。
再雇用制度で勤め続けるのも良いですし、新しい仕事にチャレンジすることもできます。なかには、定年退職後にフリーランスとして活躍する人もいます。
新たなキャリアとして、第二の仕事人生を目指してみてください。
定年後におすすめの職種
定年後に人気のある職種としては、以下のようなものがあります。
- マンション管理員
- 警備
- 介護
- 販売・接客
- 清掃
力仕事を伴わない、自分のペースで働ける職種が人気です。また、介護や販売のように、人と触れ合う職種も人気があります。
なかには資格等が必要になる仕事もあるので、自分に合っている仕事を見つけて、新たに資格取得にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
趣味に生きる
定年退職後に、これまでできなかったことを楽しむ選択肢として「趣味に生きる」という過ごし方もおすすめです。現役時代にはできなかった趣味も、思う存分できるようになります。
もともと趣味がある人ならば、その趣味に没頭するのも良いでしょう。趣味がない人は、1から見つけてみるのも人生の楽しみになるかもしれません。
新たな仲間ができたり日々の楽しみが生まれたりと、セカンドライフを充実へ導いてくれるでしょう。
シニアに人気の趣味
シニア世代に人気の趣味としては、以下のようなものがあります。
- パソコン・インターネット
- 旅行
- 読書
- 映画鑑賞
- 音楽鑑賞
- ガーデニング・家庭菜園
- 料理
- ゴルフ
- 山登り
- カラオケ
昨今では、パソコンを趣味とするシニア世代も増えています。ゴルフや山登りなどのスポーツも人気ですが、比較的インドアな趣味の方が人気がある傾向です。
生涯学習
セカンドライフで「遊び」ではなく「学習」に打ち込むといった選択肢もあります。「自分の好きなことに打ち込む」といった意味では、趣味に通ずるところもあるでしょう。
なかには、講座やスクールに通ったり、大学に入学し直したりする人もいます。
新たな知識を得ながら、資格取得を目指してみるのも良いでしょう。
シニア世代に人気の資格
シニア世代に人気の資格としては、以下のようなものがあります。
- 食生活アドバイザー
- 宅地建物取引士
- レクリエーション介護士
- ファイナンシャルプランナー
- 介護事務
自分に関係のある内容から新しい仕事になりえる資格まで幅広いです。ぜひ新たな資格を目指して、1から学習をしてみてください。
ボランティア活動
定年退職をきっかけに、ボランティア活動を始める人もいます。ボランティア活動は、やりがいや運動不足解消、新しい仲間との出会いなど、メリットの多い過ごし方です。
また、ボランティア活動と一重に言っても、以下のように種類はさまざまです。
- 子どもの学習支援
- 子ども食堂
- ゲストハウス
- 清掃活動
- 森林保全活動
誰か一人でも他人のためになるようにボランティア活動は、人生の幸福感を高めてくれるでしょう。
定年後の過ごし方で注意したい3つのポイント
定年後は「何をするべきか」を考えておくのも大事ですが「何を考えておくべきか」も重要です。事前に考えておかなければ、理想どおりのセカンドライフを過ごせなくなってしまいます。
とくに注意するべきは、以下の3つです。
- 資産の管理
- 定年後の計画
- 定年後に必要な手続きや制度の確認
なぜそれぞれに注意しなければいけないのか、以下で解説します。
資産の管理
定年後は、現役時代と収入が大きく変わります。基本的には、収入よりも支出が多くなってくるため、資産の管理をしなければいけません。
生活費はもちろん、介護やリフォームなど、急な出費が出る可能性もあります。
そのため、資産の管理はあらかじめ考えておきましょう。定年退職後から投資について勉強しておくのもおすすめです。
定年後の計画
定年後は、ある程度の計画を立てておきましょう。ライフプランを考えておかなければ、せっかくのセカンドライフが無駄になってしまいます。
具体的に作りこむ必要はありませんが、簡易的にお金の計画などを立てておくと良いでしょう。
計画を立てておけば、大きな転換に対して準備できる時間も増えます。
定年後に必要な手続きや制度の確認
定年後には、健康保険や年金の切り替えなど、手続きが必要な場合もあります。また、定年後にフリーランス等で働く場合は、確定申告についても知っておかなければいけません。
急な出費で生活を圧迫されないように、余計な手間をかけないように、詳しい知人に相談するなどしてあらかじめ制度などを確認しておいてください。
定年退職後の支出の変化
定年退職後は、収入と支出が大きく変化します。支出の変化を理解しておくことで、スムーズなセカンドライフに備えられるでしょう。
具体的にどのように変化するか、以下の表にまとめました。
支出 | 所得税・住民税 | 社会保険料 | 生活費 | 貯蓄 |
現役時代 | 2 | 2 | 4 | 2 |
セカンドライフ | 1 | 1 | 8 | - |
上記のように、セカンドライフでは、生活費が支出の9割を占めます。そのため、セカンドライフで最も考えておくべきは、お金の管理と言えるでしょう。
定年退職後の世帯の主な収入
定年退職後は、支出だけではなく収入についても理解しておいた方が良いです。退職後の基本的な収入源は、以下の5つになるのではないでしょうか。
- 年金
- 退職金
- 貯蓄
- 投資
- 給与
収入源を理解して、収入と支出のバランスを考えておきましょう。
以下では、定年退職後の収入源として、意識しておくべきポイントについて解説します。
年金額は世帯により異なる
年金は、多くの人にとってセカンドライフの主な収入源になります。そのため、現役時代からどの位の年金が入ってくるのかを把握しておくようにしましょう。
年金は世帯によって異なる上に、配偶者が亡くなった場合には世帯の年金額が減ってしまいます。
現状の年金額だけではなく、配偶者が亡くなった場合も仮定した上で年金額を計算しておきましょう。
貯蓄が重要
セカンドライフでお金に困らないためには、十分な貯蓄が必要です。貯蓄額に余裕があれば、趣味に費やす時間も十分にとれるでしょう。
また、貯蓄があれば、急なトラブルや病気にも対応できます。
余るほどの貯蓄をする必要はありませんが、早い時期から貯蓄しておくようにしましょう。
年金や退職金以外の収入源の確保
セカンドライフでは、年金や退職金、貯蓄が基本的な収入になります。しかし、セカンドライフの過ごし方によっては、生活費が足りない場合も想定されます。
そのために、年金や退職金以外の収入源も確保しておきましょう。
定年後も働き続けたり投資を始めたりなど、何かしらの収入源を考えておくと良いです。
セカンドライフで貯蓄しておくべき生活費の目安
昨今では、人生100年時代と言われているように、定年退職後の寿命が延びています。寿命が延びること自体は良いことですが、その分生活費が必要になるということです。
生活費についてしっかりと早い段階から考えておかなければ、せっかくのセカンドライフで充実した生活を送れません。
そこで、セカンドライフの「お金」について、どの程度用意しておくべきか解説します。
セカンドライフの生活費は5385万円が目安
セカンドライフの生活費目安は、約5,385万円です。
令和2年度の家計調査報告によると、65歳以上の夫婦にかかる1カ月の生活費は、およそ22万4,390円と言われています。
1カ月22万4,390円として、定年退職後に85歳まで生きると想定した場合、以下の計算になります。
- 22万4,390×12カ月=269万2,680円
- 269万2,680円×20年=5385万3,600円
また、一人暮らしの場合であれば、単純に2で割って、2,692万6,800円の計算になります。
病気なども想定しておくべき
単純に生活費だけであれば、二人で上記の5385万が目安になります。しかし、高齢となると、病気や介護費用がかかることを考えておかなければいけません。
病気については個々によって異なりますが、病気や介護設備などを考えると、65歳から85歳までの20年、2人で5,600万円ほどは用意しておいた方が良いでしょう。
一人の場合であれば、3,000万円ほど用意しておけば、いざという時にも対応できる金額と言えます。
セカンドライフにかかる費用シミュレーション
セカンドライフで趣味を謳歌する場合、どの位の費用がかかるのかシミュレーションしてみましょう。以下では、3つのパターンで目安を計算していきます。
- 旅行
- グルメ
- 孫
いずれも、シニア世代の趣味として挙がる項目です。以下の計算を元に、セカンドライフの費用を残しておくようにしてください。
毎年旅行をする場合の費用目安
セカンドライフで毎年旅行をする場合の費用目安を計算してみましょう。旅行先によって費用は変わるので、今回は「毎年ハワイに行く」「毎年沖縄に行く」例で計算していきます。
- 65歳から85歳までの20年間毎年ハワイに行った場合(5日間)…一人あたり600万円ほど
- 65歳から85歳までの20年間毎年沖縄に行った場合(3泊4日)…一人あたり200万円ほど
具体的には、シーズンやツアー内容によっても異なりますが、500万円ほど用意しておけば、十分な回数の旅行に行けるでしょう。
毎月食べ歩きを楽しんだ場合の費用目安
セカンドライフでグルメを楽しむ場合の費用目安を計算してみましょう。今回は、あくまで「旅行」ではなく、食べ歩き程度で計算します。
たとえば、電車賃片道1,000円ほどの場所で食べ歩きを楽しんだ場合、内訳は以下のようになると想定されます。
「電車賃往復2,000円+食べ歩き費用3,000円=1回あたり5,000円」
これを毎月行い、65歳から85歳の20年間続けるとなると、以下の計算になります。
- 1回あたり5,000円×12カ月=6万円
- 6万円×20年=一人あたり120万円
上記のように、120万円あれば、定年退職後に毎月食べ歩きをしても十分な金額と言えるでしょう。
孫と遊ぶためにかかる費用
セカンドライフの過ごし方として、「孫と一緒にいたい」と考える方も多いです。そこで、孫との時間のために、どの位の費用がかかるか計算してみましょう。
ソニー生命の生活意識調査によると、シニア世代で孫のためにお金を使った内容は、以下のようになりました。
- おこづかい
- 外食
- おもちゃ・ゲーム
- 衣類
- 本・絵本
- 旅行
- 七五三などのお祝い
- 学用品
- 運動用品
- 節句のお祝い品
実際にどの位の金額を使ったのかアンケートをとったところ、最も多いのは5万円~10万円でした。
孫が16歳になるまで10万円を使ったと想定すると、単純計算でかかる費用は160万円になります。
セカンドライフの住まいづくり
セカンドライフでは、お金だけではなく、居心地の良い住まいづくりも考える必要があります。子どもが独り立ちをして、夫婦だけで暮らす家と考えると、リフォームの方法はいくつも考えられるでしょう。
以下では、セカンドライフの家づくりの参考として、3つを紹介します。
現在の家で暮らしにくさを感じているのであれば、リフォームについても考えておきましょう。
趣味部屋を作る
子どもが独り立ちをした後は、子ども用の部屋が余ってしまうため、趣味の部屋にリフォームするケースが多いです。客室用の部屋として使う場合もありますが、客室用の部屋にしてしまった場合、年に数回しか使わなくなってしまいます。
趣味部屋であれば、セカンドライフの趣味を充実させられますし、部屋を余らせることもありません。
費用に余裕があるならば、読書用の本棚を設置したり、音楽練習用の防音室にしたりするのも良いでしょう。
夫婦別々のスペースを作る
定年退職後は、夫婦で過ごす時間が長くなります。しかし、24時間常に一緒にいるのは、ストレスをためてしまう原因になりかねません。
そこで、定年退職を機に、夫婦別々のスペースを作る人もいます。
なかには、完全独立してシェアハウスのように暮らす夫婦もいるので、それぞれの生活に合った形を考えると良いでしょう。
バリアフリー仕様
セカンドライフの家づくりで考えておかなければいけないのは、バリアフリー設計です。年齢を重ねれば重ねるほど、階段の上り下りやなどが辛くなるため、早い段階でバリアフリー設備は充実させた方が良いでしょう。
バリアフリー仕様にしておけば、怪我のリスクも減らせます。
具体的には、階段やお風呂場に手すりをつけたり、玄関にスロープをつけたりすると良いです。費用に余裕があれば、床材などを張り替えるなどの大規模なリフォームを行うのも良いでしょう。
セカンドライフについてのよくある疑問
セカンドライフは、新しいスタートである反面、不安点や疑問点もあります。以下は、老後によくあるお金や家の悩みです。
- 投資
- 退職金
- 相続税
- 家のリフォーム
- 二世帯住宅
以下で、それぞれの疑問について解説するので、楽しいセカンドライフを過ごすための参考にしてください。
定年退職後からでも投資を始められますか?
もし投資に不安を感じるようであれば、銀行やFPに相談しながら始めると良いです。定年退職後、これまでまったく手を出してこなかった投資に手を出すのは、不安に感じるでしょう。
しかし、投資と一重に言っても、大きなリスクを避けた気軽に始められる投資方法もあります。
投資にはリスクもつきものなので、専門家と話し合いながら進めていくのが一番良い方法です。
退職金を何に使うべきか悩んでいます
退職金は、セカンドライフを楽しむための費用として残しておくのが良いです。もしも貯蓄を増やすのであれば、資産運用も検討してみると良いでしょう。
ただし、資産運用はリスクがつきものであるため、ご自身だけで選ぶのはおすすめしません。
FPなどの専門家に相談しながら、リスクの少ない方法で運用を検討しましょう。
相続税についてよくわかりません
相続税については、銀行や税理士、FPなどに相談しましょう。相続税は、制度の改正も多いため、1から学ぼうと思ってもついていけないケースがあります。
わからないままにしてしまうと、結果的に子どもの代に相続税として負担をかけてしまう可能性があるので、早い段階で整理しておきましょう。
また、相続税の負担を軽減するための「生前贈与」という方法もあるので、そちらも参考にしてください。
家のリフォームにはいくら位かかりますか?
どの程度リフォームを行うかによって大幅に異なるため、以下はバリアフリーの目安を紹介します。
- 手すり…1本あたり3~10万円
- 段差の解消…1~2万円
- ドアの開口部を広げる…10~20万円
- トイレ面積の拡張…20~40万円
- 和式トイレから洋式トイレへ変更…40~60万円
- お風呂場に断熱材を使用…50~160万円
- ガスコンロからIHヒーターに変更…10~30万円
いずれもグレードによって費用は異なるので、施工会社と相談しながら進めていくと良いでしょう。
二世帯住宅を検討しています
老後の生活の不安を解消するために、二世帯住宅を検討される方も多いです。ただし、二世帯住宅は、補助金や相続税評価額の減額など、知っておくべき内容が多いので、専門家と相談して考えていきましょう。
主な補助金としては、以下の「地域型住宅グリーン化事業」があります。
制度 | 条件 | 補助される金額 |
地域型住宅グリーン化事業 | ・高気密・高断熱の長期優良住宅や省エネルギー住宅 ・国土交通省から認められた中小の施工会社で建てる ・木造住宅である ・主要構造部に地元で育った木材を使用している ・完全分離でない二世帯住宅である |
・工事費の10%以内で1戸あたり100~165万円が上限 ・地元で育った木材を半分以上使用している場合は+20万円 ・二世帯住宅の場合は+30万円 |
また、二世帯住宅はメリットもある反面、誰かと一緒に過ごさなければいけないデメリットもあります。一緒に暮らす家族としっかり話し合いをして、二世帯住宅にするべきかどうか検討すると良いでしょう。
心配を解消して安心して楽しめるセカンドライフを過ごしましょう
セカンドライフは、新しい可能性がある反面、不安もつきものです。不安が残る形では、充実したセカンドライフを送れないので、まずは一つひとつの不安を解消しておきましょう。
また、「今後、誰と何をして過ごすか」という目標を定めるのも大事です。それぞれを具体的かつ計画的に考えておけば、満足できるセカンドライフを過ごせるでしょう。
ぜひ、定年退職を控えている方は、今回の記事を参考に、セカンドライフに向けた行動を始めてみてください。