「終活の資格をとりたいけど、おすすめはどれかな」と迷っていませんか?
終活が普及している現代では、終活に関する資格もたくさんあります。一方で、あなたが資格を取ろうと思った目的や、資格取得に掛けられる時間や費用を十分に知っておかなければ、せっかく資格を取得しても十分に活かすことができないかもしれません。
今回の記事では、終活の資格を選ぶときに知っておきたい選び方や、おすすめの終活資格をご紹介していきます。
高齢化が進み終活の必要性が高まっているからこそ、あなたにあった終活の資格を選んで十分に活かしていきましょう。
- 終活の資格の選び方
- 終活のおすすめ資格
終活の資格の選び方
終活の資格の選び方は、次の3つです。
終活の資格を取得しようと思った理由は人それぞれです。資格をどのように活かしていきたいかや、資格取得にかけられる時間や費用について、しっかり考えて選ぶ必要があります。
終活の資格の選び方のポイントを、これからひとつずつお伝えしていきます。
取得方法や活用方法で選ぶ
終活の資格は、取得方法や活用方法で選びましょう。
例えば、自分や家族の終活に役立てたいなら、終活の幅広い知識を取得できる資格を選ぶ方法があります。取得が難しい資格だと、途中で挫折してしまうかもしれません。
一方で、キャリアアップや就活、転職などで活かすなら、評価を得やすい資格から選ぶといいでしょう。また、検定合格後にフォローを受けられる資格や講座もあります。
取得する目的や資格の活かし方によって、最適な終活の資格は変わってきます。
資格団体の活動で選ぶ
終活の資格を選ぶときは、資格を認定している団体の活動を確認して選びましょう。
終活の国家資格は現在ありませんので、全て民間団体の資格です。
終活の資格団体のなかには、終活の普及などの活動を活発に行っている団体もあれば、ホームページの更新が停滞してしまっている団体もあります。
また、急に資格団体がなくなってしまったり、サポート体制が手薄になってしまったりする可能性もあります。終活の資格を選ぶなら、資格団体の活動状況をホームページなどで確認しておきましょう。
勉強期間や費用で選ぶ
終活の資格を選ぶ際には、勉強期間や費用で選ぶことが大切です。
終活の資格は、多くの場合、通信講座を受講した後に試験を受験して、合格することでもらえます。資格団体が講座を実施している場合が多く、講座の想定時間やサポート期間、講座費用はその団体によって大きく異なります。
あなたが勉強にあてられる時間やサポートの必要性などを考えて、あなたが資格を取得できると感じられるものを選びましょう。
また、講習や受験に必要となる費用について、あなたが納得できる金額の資格を選ぶようにしてください。
終活におすすめの資格
終活におすすめの資格は、次の9つです。
2023年1月時点での情報をもとに、ひとつずつ詳しくお伝えしていきます。
終活カウンセラー
終活カウンセラーとは、一般社団法人終活カウンセラー協会が認定する終活の資格です。
終活カウンセラーは、あなた自身がエンディングノートを書ける知識や、家族などにアドバイスできる知識を身につけることを目的としています。
終活カウンセラーの特徴は、次の3つです。
- 短期間で取得しやすい
- 費用が比較的安い
- 家族の終活に活かせる
短期間で取得しやすい
2級では、オンラインや通学により1日間6時間程度の講習を受けた後、試験を受けられます。
費用が比較的安い
受験費用を含めた講習費用は、2級の場合は15,000円です。
家族の終活に活かせる
あなたや家族の終活に活かせる、幅広い知識を身につけることができる
終活アドバイザー
終活アドバイザーとは、終活アドバイザー協会が認定する終活の資格のひとつです。
検定を受けるためには、ユーキャンで終活アドバイザーの講習受講が必須となります。
終活アドバイザーの特徴は、次の3つです。
- フォロー体制が手厚い
- 資格が取りやすい
- 教材が分かりやすい
フォロー体制が手厚い
標準学習期間は4か月ですが、8か月まで指導を受けられます。
資格が取りやすい
3回の添削課題ののち、マークシートによる試験で60%以上の得点で合格できます。
教材が分かりやすい
試験合格後、入会費と年会費が必要
合格後、終活アドバイザー協会への入会費4,000円と、年会費6,000円が必要となります。
終活ライフケアプランナー
終活ライフケアプランナーとは、一般財団法人日本能力開発推進協会が認定する終活の資格のひとつです。
「資格のキャリカレ」で講座を受講後、受験して合格することで資格を取得できます。講座費用は39,700円ですが、キャンペーンによって割引を受けられる場合があります。
終活ライフケアプランナーの特徴は次の2つです。
- 長く無料サポートを受けられる
- キャリカレからのサポートを受けられる
長く無料サポートを受けられる
標準学習期間は3か月ですが、受講を始めて最長で700日の無料サポートを受けることができるので、自分のペースで資格の勉強を進められます。
キャリカレからのサポートを受けられる
合格後は、資格のキャリカレから転職や開業などのサポートを受けることができる
終活診断士
一般社団法人日本クオリティオブライフ協会が認定する終活診断士も、終活の資格です。
パソコンだけでなくスマートフォンでもeラーニングを受講できるため、忙しい方でも隙間時間を十分に活かして資格の勉強を進められます。
認定試験も、インターネットを利用して在宅で受けられますので、仕事や家事で忙しい方も、受験しやすいと言えます。
終活ライフケアアドバイザー
終活ライフケアアドバイザーとは、一般社団法人日本技能開発協会が認定している資格のひとつです。終活ライフケアアドバイザーの特徴は、次の4つです。
- 安心して続けられる体制
- 講座の受講方法を選べる
- 短期間での資格取得も可能
- 年会費や更新料が不要
安心して続けられる体制
ラインやメールなどで気軽にサポートを受けられます。
講座の受講方法を選べる
通信教育の「ラーキャリ」が取り扱っている通信講座を受講して検定を受ける方法と、検定のみを受験する方法から選ぶことができます。
講座と検定試験のコースでは49,500円、試験のみのコースでは11,000円となっています。
短期間での資格取得も可能
検定のみのコースがあるだけでなく、在宅で検定を受けることができますので、学習期間を短縮することができるでしょう。
年会費や更新料が不要
検定合格後に年会費や更新料が必要ありませんので、自分や家族のために終活を勉強 する方法としてもおすすめです。
終活ライフコーディネーター
終活ライフコーディネーターは、一般社団法人日本能力教育推進協会が認定する終活の資格です。
フォーミー(formie)が実施する通信講座を受講して検定に合格することで、資格を取得することができます。
終活ライフコーディネーターの特徴は、次の3つです。
- 隙間時間での学習がしやすい
- 短い期間でも取得可能
- 費用が比較的安い
隙間時間での学習がしやすい
冊子となったテキストがないため、隙間時間でも学習に取り組むことができます。
短い期間でも取得可能
通信講座の標準学習期間は1か月ですが、180日間のサポートを受けることができます。講座だけでなく、試験も在宅で受けることができるので、時間を有効活用して資格取得の勉強を進めることができます。
費用が比較的安い
検定料やサポート費を含めた受講費用は35,200円です。
シニアピアカウンセラー
シニアピアカウンセラーとは、高齢者の話を傾聴する専門員のことで、一般社団法人日本能力開発推進協会が認定する終活資格のひとつです。
「資格のキャリカレ」の通信教育受講後に検定に合格することで資格を取得できます。受講料49,600円と、検定料5,600円が必要です。
シニアピアカウンセラーの特徴は、次の3つです。
- 高齢者とのコミュニケーションを重視
- 手厚いサポート体制
- 続けやすい
終活で必須となる、高齢者とのコミュニケーションを重視
高齢者の心に寄り添い話に耳を傾けることで、高齢者の心を開くカウンセリング技術を身につけることを目標としています。
手厚いサポート体制
教材を使用した通信講座だけでなく、高齢者からの相談に対して返事を考える実習サービスを行っています。
続けやすい
標準学習時間は3か月で、無理なく計画的に進めやすいと言えます。
シニアピアカウンセラーは、終活で欠かすことのできない、高齢者とのコミュニケーションをスムーズに進めるための資格と言えるでしょう。
身上監護アドバイザー
身上監護アドバイザーとは、判断能力が不十分な高齢者などに日常生活のサポートを行ったり相談を受けたりする資格です。
一般財団法人日本能力開発推進協会が認定している、終活に関わる民間資格のひとつです。
「資格のキャリカレ」が実施する講座を受講して検定に合格することで、資格を取得することができます。受講料49,600円と、検定料5,600円が必要です。
身上監護アドバイザーの特徴は、次の2つです。
- 手厚いサポート体制
- 幅広く活かせる資格
手厚いサポート体制
標準学習期間は3か月で、スマートフォンを使用して講師への質問を何度でも行うことができます。
幅広く活かせる資格
判断能力が低下した高齢者などの支援を行う後見制度を十分に理解できます。自身や家族のためだけでなく、介護施設などの現場でも重要となるでしょう。
終活資格のまとめ
今回の記事では、終活の資格の選び方と、おすすめの終活の資格を9つご紹介しました。
終活の資格を選ぶときは、取得方法や活用方法で選びましょう。
また、終活の資格は、必要となる勉強時間や、講習費用などが大きく異なります。資格取得のために使える勉強時間や費用について十分に比較しましょう。
さらに、資格団体の活動状況を確認しておきましょう。
終活におすすめの資格は、次の9つです。
- 終活カウンセラー
- 終活アドバイザー
- 終活ライフケアプランナー
- 終活診断士
- 終活マイスター
- 終活ライフケアアドバイザー
- 終活ライフコーディネーター
- シニアピアカウンセラー
- 身上監護アドバイザー
これまでお伝えした、費用や勉強時間、資格取得後のフォロー体制などから、あなたにあった終活の資格を選んでください。